
いつもの画面に戻す方法が知りたい
今回はAdobe Illustratorを使っているとよくある「3Dの画像が出てきた」「画面が白黒の線だけに」といった、「画面が変になった」時の対処法をご紹介します。
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目次
1:遠近グリッドの消し方

“3D画像が出てきた”
“パースが表示される”
“謎の図が消えない”
これは「遠近グリッド」と呼ばれるもので奥行きのある表現でレイアウトをするときに便利な機能です。初期設定のショートカット【Commandキー + Shiftキー + I 】、もしくは【Shift +P】で表示されます。印刷をしようと【command+P】の押し間違いで表示されてしまうことがあります。「遠近グリッド」は【Shift +P】で表示させた場合、もう1度【Shift +P】を押しても消えません。【P】+キーボーとの何かキーと一緒に押して出たからと、組み合わせを色々試しても消えないので、焦ってしまうケースがあります。
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解決方法 ① ショートカットで消す
- Mac:Commandキー + Shiftキー + I
- Win:Shift+Ctrl+Iが可能
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解決方法 ② メニューから消す
- 画面上部の【メニュー】にある【遠近グリッド】→【グリッドを隠す】をクリックすると「遠近グリッド」を消すことができます。

2:アウトラインモードとプレビューモードの切り替え方法

“画面が白黒になった”
“線が沢山表示される”
これは「アウトラインモード」と呼ばれる状態で、フォントがアウトライン化されているかの確認や、画像がリンクなのか埋め込みなのかを確認するのに便利な機能です。フォントがアウトライン化されていれば文字の周りがアウトラインの線で表示され、アウトライン化されていない場合は、黒塗りの状態でフォントが表示されます。画像データが埋め込みの場合は《四角に[×]がない状態》となり、リンクされた状態の画像は《四角に[×]が入った状態》で表示されます。他にも入稿前に不要データが残っていないか確認する時にも使えます。
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解決方法 ① ショートカットで消す
- Mac:Commandキー + Shiftキー + Y
- Win:Shift+Ctrl+Y
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解決方法 ② メニューから消す
- 画面上部の【メニュー】にある【遠近グリッド】→【グリッドを隠す】をクリックすると「遠近グリッド」を消すことができます。

まとめ
Illustratorで困った時の対処法を紹介させていただきました。私も使い始めた頃は、よくこの表示になって消す方法を探していました。何度もこの状態になり段々と早く対処できるようになり、次第に操作ミスも減ってきました。「遠近グリッド」も「アウトラインモード」も便利な機能ですので、是非活用してみてください。皆様のデザイン制作が快適になれば幸いです。