
このたび新たに「箔押し機」を導入しました。これまで外部に委託していた箔押し加工が社内でも行えるようになり、表現の幅が大きく広がりました。

箔押しとは、金や銀などの箔を熱と圧力で素材に転写する加工技術です。紙製品はもちろん、素材によっては布や革などにも加工が可能で、上品さや特別感を演出できるのが特徴です。

実際に使ってみて、キレイに箔が押せたときは感動しました。最初は様々なサイトの事例や動画を見よう見まねでやってみましたが、温度を低くして軽めに圧着すると細かい場所に箔が乗らず、温度を高くして強く圧着すると箔を乗せたい箇所の周りにまで、箔が滲むように乗ってしまったりと失敗を繰り返してしまいました。現在も試行錯誤しながら最適な温度や圧力、紙や革との相性を研究中です。

特殊な紙「パチカ」にも挑戦しました。パチカはそのままだとふんわりとした柔らかい質感の紙なのですが、熱を加えて圧着するとその部分が半透明になります。温度が低いと半透明にならず、温度を上げて圧着時間を長くすると版の周りの部分まで溶けてゆがんでしまいます。上の写真は失敗例です。

試行錯誤を繰り返すことで、薄い 130kg のパチカでは、キレイに仕上がるようになってきました。パチカは独特の風合いと質感に加え、透明化した部分とのコントラストが非常に美しく、シンプルなデザインでもしっかりとした存在感を生み出します。

タブレットケースといった小ロットで箔押しが必要な場合など、お客様からの要望に答えることにも可能になりました。

今回の導入は単なる設備強化ではなく、私たちの表現を広げる大きな一歩です。名刺や紙媒体はもちろんタブレットケースなど、箔押しを活かした多様なご提案が可能になりました。
「少し特別な仕上がりにしたい」
「小ロットで試してみたい」
そんなご相談も大歓迎です。アイデア段階から、ぜひお気軽にお声がけください。

